自動車税の納税通知書が届きました!どんな支払い方法がお得なのか考えてみます!


5月になると自動車税の納税通知書が届きます。我が家にもミニバンと軽自動車、2台分の自動車税の納税通知書が届きました。

自動車税を含む自動車の維持費については、「自動車の維持費ってどれくらい?我が家の自動車維持費を公開します!!」の投稿で詳しく説明しましたので、今回はどのような方法で自動車税を支払うのがお得なのかについて考えてみたいと思います。


ポイント

  • 自動車税・軽自動車税はさまざまな方法で支払うことができる
  • 自動車税の支払いが車検の直前になる場合は、店頭窓口払いで納税証明書を受け取っておく
  • キャンペーン情報に注意しつつ、自分の利用するQRコード決済や共通ポイントの状況からお得な支払い方法を選択する


目次


1. 自動車税・軽自動車税

自動車税・軽自動車税には、取得時にかかる税金と保有時にかかる税金の二種類があります。

この保有にかかる税金は、4月1日現在の自動車の所有者に対してかけられるもので、種別割と呼ばれます。納付期限は、原則として毎年5月31日ですが、当日が土日祝日にあたる場合は翌月曜日になります。今年は5月31日が土曜日なので、納付期限は6月2日の月曜日になります。

自動車税・軽自動車税の仕組みと税額については、別の投稿「自動車の維持費ってどれくらい?我が家の自動車維持費を公開します!!」で詳しく解説していますのでそちらを参考にしていただければと思います。

自動車税・軽自動車税の納付先は、普通車の場合は都道府県、軽自動車の場合は市区町村です。郵送されてきた納付書を使って、金融機関やコンビニエンスストアの窓口で納付します。その際、納付書に領収日付印が押され、それがそのまま納税証明書になります。

なお、窓口ではなく、パソコンやスマートフォンから納付した場合は、領収日付印が押されません。納税証明書が必要な時は、自動車税事務所や都道府県、市区町村の窓口に交付請求を行うことになります。

以前は車検時に納税証明書が必須でしたが、現在はオンラインで納税情報を確認できるシステムが導入されており、車検時の納税証明書の提示を省略できるようになりました。ただし、納付情報がシステムに反映されるまで、最大4週間ほどかかる場合があるとのことで、納付後すぐに車検を受ける場合は、窓口で支払いを行って納税証明書を入手しておく方が良いとされています。

軽自動車もシステム化により車検時の納税証明書の提示は原則省略できるようになっていますが、自治体により取り扱いが異なる可能性があります。詳細は自治体のホームページ等で確認されるようお願いします。

上記を考慮し、自動車税のお得な支払い方を考える際、納税証明書が必要な場合と、不要な場合の両方を考えたいと思います。支払い方法についても、お住まいの自治体によって異なる場合があるので、納付前に自治体のホームページ等で確認するようお願いします。

ここでは東京都の自動車税について、その納付方法を紹介します。

東京都の自動車税の納付方法
納付方法
窓口インターネットその他
金融機関・
コンビニエンスストア等
スマートフォン決済アプリ
クレジットカード
ペイジー
バーコード読み取りQRコード読み取りインターネット(モバイル)
バンキング
ATM
(金融機関)
車検用納税証明書・
領収証書の有無
⭕️❌ (領収日付印、取扱日付印は押印されない)
注意事項領収証書を必ず受け取り、
金額や領収員の日付等を
確認する
金融機関・コンビニ等の窓口で、スマート
フォン決済アプリを提示して納付することは
できない
システム利用料が
かかる
事前に金融機関への利用申込が必要
※納税通知書に同封されていた「~自動車税種別割の納付方法について~」をもとに作成


2. 納税証明書が必要な場合の支払い方

納税証明書が必要な場合は、金融機関やコンビニエンスストア等で支払う必要があります。
主要な三つのコンビニの窓口における自動車税の支払い方法は、以下のとおりです。

セブン・イレブン: 現金またはnanacoのみ
ローソン: 現金のみ
ファミリーマート: 現金またはファミペイのみ

セブンイレブンの場合、自動車税のnanacoでの支払いにはポイントの付与がありません。クレジットカードからnanacoへのチャージ時に、0.5%の還元を受けることができます。

ファミリーマートの場合、ファミペイによる支払いで1件あたり10ポイントの付与があります。また、ファミマTカードからファミペイにチャージすると、0.5%のポイント還元があります。

上記以外では、ミニストップで電子マネーWAONを使って支払うという方法があります。nanacoと電子マネーWAONは溜まっているポイントを支払いに充当することもできます。しかし、チャージの上限がnanaco、電子マネーWAONとも5万円なので、5万円を超える金額の場合は残額を現金で支払う必要があります。ファミペイのチャージ上限は10万円なので、自動車税の支払いで困ることはないでしょう。

※nanacoの場合は複数枚のnanacoカードで支払うなどで5万円以上の支払いも可能です。


3. 納税証明書が不要な場合の支払い方

納税証明書が不要な場合は、選択肢が大きく広がります。

まずは、自動車税の納付月である5月には、キャンペーンが行われる可能性があるので、それらをチェックします。

本日(5/12)時点でざっと調べたところ、以下のようなキャンペーンが見つかりました。

J-Coin Pay大納税祭り
累計50,000円以上決済利用をいただいた方に、先着でGoogle Nest Hub(第2世代)1台をプレゼント!(5/1~6/2)
ペイジーで現金1万円を当てようキャンペーン
ペイジーで1回500円(税込)以上ご利用ごとに、何度でも応募できます。
4/1~7/2

税公金をアプリまたはゆうちょATMでお支払いいただくと、毎月抽選で1万名様に1,000円プレゼント (4/1~6/30)

期間中、ご応募のうえ、地方税お支払サイト経由でイオンマークのカードのクレジット払いを利用し、合計5,000円以上納税いただくと、抽選で合計2,500名さまにWAON POINT進呈!
(4/15~6/30)

好みのキャンペーンがない場合は、その他の支払い方法を考えます。クレジットカード払いは
手数料がかかるので、QRコード決済が候補になります。

クレジットカード払い時のシステム利用手数料
納付額システム利用料
1円~10,000円37円(消費税込40円)
10,001円~20,000円112円(消費税込123円)
20,001円~30,000円187円(消費税込205円)
以降、納付額10,000円ごとにシステム利用料75円(消費税別)が加算されます

QRコード決済で税金を支払う場合、基本的にはポイント還元はありません。唯一au PAYが税金の支払いでも0.5%のPontaポイントを付与してくれます。

その他のQRコード決済は、チャージ時のポイント還元率で比較することになります。チャージ時のポイント還元率は0.5%が多いですが、PayPayカードからPayPayにチャージした場合が1.5%、au PAYゴールドカードからau PAYにチャージした場合は1%の還元率です。これらのカードを所有する人は有力な選択肢になります。

溜まっているポイントを税金の支払いに充当できるのが、楽天ペイです。楽天ポイントを貯めている人にとっては有力な支払い方法になるでしょう。

以上のように、よく利用するQRコード決済や保有する共通ポイントを考慮して、自分にとって最もお得な支払い方法を選択するようにします。

4. まとめ

自動車税の支払い時期なので、お得な支払い方法について考察してみました。提示した情報を参考にして、ご自身の納得のいく支払い方法を選択していただければと思います。ちなみに私はファミマTカードを保有しているので、車検の時は店頭でファミペイ払いにしています。車検が過ぎた今年は、上の情報をもとにどの支払い方法にするか検討中です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

1級ファイナンシャルプランニング技能士
CFP®️認定者
1級DCプランナー

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